当院の専門が婦人科・皮膚科であるメリットを生かし、介護脱毛をはじめとして、VIO脱毛を主に医療レーザー脱毛を導入することになりました。近年40代、50代の女性を中心に「介護脱毛」という概念がひろがってきています。介護をする際、陰部に毛があることで排泄介助がしづらくなることがあります。自分が介護される側になった時に介護者へ煩わしい思いをさせたくないという考えから、介護脱毛を希望される方が増えてきています。当院で医療脱毛の導入を決めた最大の理由も、介護脱毛をしたいという要望があり、婦人科での安全な介護脱毛を検討していただきたくて導入を決めました。
当院で使用するレーザーは、厚生労働省の医療機器承認を得たGentleMax Proです。波長755mmのアレキサンドライトレーザーと1064mmのNd:YAGレーザーを1台に搭載し、その波長を使い分けることで、患者さまの肌質、毛質に合わせた安全な医療脱毛を行うことができます。1カ月半から2カ月ごとに、平均で5~10回の照射をお勧めしておりますが、年齢や部位によっては個人差があり、10回以上かかることもあります。
毛周期に合わせた複数回の脱毛が必要です
毛はある一定期間成長を続け、その後成長を停止し、古い毛は抜け落ち、また新しい毛に生え変わるという一定の周期を繰り返しています。このサイクルを毛周期といいます。レーザー脱毛は成長期毛にのみ効果があります。従って完全に脱毛するためには、毛周期に合わせて何度か脱毛する必要があります。