女性にとって、泌尿器科というのはそれなりに敷居の高い科である、と聞くことがあります。最近ではTVなどマスメディアで尿漏れなどについての情報が報道されるようになってきましたが、女性にとってオープンにしにくい問題です。 女性の尿失禁は健康女性の20~40%にみられる、とされています。
また、過活動膀胱の潜在患者数810万人のうち、受診率はわずか3~6%といわれています。恥ずかしい、あるいは年だからしようがない、と我慢している女性がいかに多いか、ということです。しかし、尿失禁の多くは適切な治療で症状を大幅に軽減することができます。下記のような症状でお悩みの皆様、快適な、気持のよい生活を手に入れるために、まずは当院にお越しください。
泌尿症状
一日何回もトイレに行きたくなる、尿漏れがあるなどの排尿症状について悩んでいる女性は多いものです。
排尿の回数が増えることを頻尿といいます。頻尿の目安としては、日中に8回以上、夜間睡眠時に1回以上トイレに行く場合などです。
膀胱が尿意をもよおす最小の量は、100cc~150ccぐらいです。普通の健康な方の場合、一回の排尿の量は200cc~300ccぐらいですから、一日の排尿数というのは、5回ぐらいになります。でも、われわれは実際に350cc~400ccぐらいまでは、我慢することができます。頻尿というのは、一回の尿の量が多いか少ないかが非常に大切な問題となります。頻尿でも、一回の尿の量が多い場合と少ない場合ではまったく違う状態です。 量が多くて何回もトイレに行くという症状の場合は、単なる飲みすぎが原因で起こるのが多いのです。必要以上の水分が身体の中に入れば、当然尿の量も多くなり、その結果、頻尿ということになります。こういう方は、水分を控えれば、ほとんどの場合治ります。 次に考えられることは、糖尿病が原因で起こることがあります。糖尿の方というのは、喉が渇いて水分をとりますから、腎臓が一生懸命働いて尿をたくさんつくります。その結果、頻尿となるのです。まれに、下垂体の病気で尿がたくさん出てしまう尿崩症という病気があります。

一方、 1回の尿の量が50cc~150ccぐらいしか出ない人がいます。この状態になる代表的な病気が過活動膀胱です。尿意を感じてトイレに駆け込んでも、50ccぐらいしか尿が出ないためにすっきりした感じがせず、場合によっては残尿感として自覚されるようになります。
この症状が生じる代表的な病気が過活動膀胱です。
過活動膀胱では排尿筋が過剰に収縮してしまうため貯められる量も少なくなり、その結果、急に強い尿意を感じたり、トイレの回数が増えたり、おしっこが我慢できなくなるなど、さまざまな排尿トラブルが起こります。
最近の調査の結果、40歳以上の8人に1人が、過活動膀胱の症状であることがわかりました。実際の患者数は日本全国で800万人以上。女性で症状を持つ人の割合は年齢と共に増加していくことが明らかになっています。
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| 40代 |
5.1 |
| 50代 |
5.4 |
| 60代 |
9.5 |
| 70代 |
18.6 |
| 80代以上 |
36.3 |
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過活動膀胱は、膀胱訓練などの行動療法、抗コリン剤などの薬物療法などで尿トラブルの症状を軽くすることができます。 尿漏れも女性の尿トラブルの代表です。尿漏れには、おなかに力がはいったときに尿がもれる腹圧性尿失禁と、我慢すると漏れてしまうような切迫性尿失禁があります。治療には骨盤底筋体操や手術などがあり、その方にあった治療を選択することで尿トラブルの少ない快適な生活が取り戻せます。 困っている方はまずはご相談ください。
